Time to be in love
「いつもいつもそう。小さい時から何をやっても怒ってきて誉められたことなんてなかった。テストで100点取ったってこれが普通だって言って取りあってくれなかった。中学の時はテストは結果じゃなくて頑張った質たあ?実際は結果しか見てねぇだろ。死に物狂いでやっても認めなかったのはどこのどいつだよ。てめぇらだよ」



「み、美穂?」



ポロポロと涙を流し声を荒げる美穂。



何か、何かおかしい。



俺の目をようやく合わせた美穂はハッとして距離を置く。



「あっ………………ごめん。



気にしないで」



気にするなって言っても……………………



手が震えてる。



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