Time to be in love
「さて、思うんだけどこのまま帰るつもりなの?」



「ええ、そうですけど」



「つまらないじゃない」



さっきの言葉を訂正しよう。漏れたんじゃない。この人が漏らしたんだ。



「会いに行かないの?愛しいの未来の夫に」



「仕事の邪魔をするのは私の信念に反しますし、なんですかその未来の夫って。まず彼とは付き合っていませんし、まぁ、友人としての感情はありますがそれ以上もそれ以下もありませんから」



ついでに想像がつくという理由もあるがそれは彼のプライドのため控えて置く。



早口で言い過ぎたため出されたお茶を飲んでいるととんでもないことを暴露した。



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