Time to be in love
「今の気持ちは?」



「………何がしたいんですか」



「さっさと言え、鈍感娘」



一瞬すねた表情を見せたがすぐ切り替え、話し始めた。



「なんか、モヤモヤしてて気持ち悪いですよ。イライラでもムカムカでもない変な感じで。



それが何か?」



「お前の気持ち、それ、嫉妬だからな」



「誰に」



「想像したナイスバディの女にだよ。



いい加減認めろ。逃げてねぇで」



「だから」



俺は彼女の口を手で止めた。



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