Time to be in love
すたすたと彼の横を通っていく。



公園を出た後はほとんど大通りのはずだから危険は少ないはずだ。



今日はこいつと会ったから気分が萎えた。



お母さんに頼んでこの前出来た店でも行って話そうか。



「あの時は悪かった。俺、何も考えずに言った」



そう叫んだのが聞こえ振り返ると柄にも無く土下座をしていた。



「え」



「その時俺の親父からいろいろ言われとっていらいらしてたんだ。



だから何も考えずにあんな傷つけるようなことを言ったんだ。



許してくれとは言わねぇ。けど話を聞いてくれねぇか?



若様からの話なんだ」



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