Time to be in love
何十秒立っただろうか。



いや何分かもしれない。



ギュッと抱きしめ続けているともぞもぞと美穂は動き出す。



「動かないでくれる?」



「動くなと言われましても・・・・」



俺の方を向かないで逃げようとするのはむかつくんですが耳まで赤いので許すことにする。



出来れば美穂の可愛い顔がみたいのだけれど。



「美穂、放す気はないからね」



やっと手に入れたものを簡単に手放すつもりはないですよと今のままでいさせてと言う意味を込めて。



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