Time to be in love
「ま、この調子だから猶予ぐらいあげたら?



代わりに結婚前提にお付き合いするという約束で」



「け、結婚?!話飛び過ぎでしょう!!」



珍しくこの話に声を上げたのは俺ではなく美穂であることに驚く。



いつもなら『それは私と星野の気持ちが同じであったらの話でしょ』って突っ込むのに。



「もう半同棲状態で何を言う。そもそもお母さん鈍いの。なんで本人が気づかないで周囲が気づくのか不思議なぐらいよ」



「だって・・・・・」



「そんなのは今は関係ないとして。



何年にする?この調子だと2、3年かかるかな・・・・」



「もうすぐ三十路の時期かよ」



俺、今よりふけてなきゃいいなぁ。



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