Time to be in love
「ねぇ、忍」



「ん?」



「夏海」



「え?」



「この子の名前」



「えっと、夏に海って書いて?」



「うん、夏のように明るくて海のように広い心を持ってほしい。どう?」



「男だったら?」



「無いよ絶対」



「どうして、教えてもらわなかったんだろ?」



「母親の勘」



ニッっと笑った彼女になんとなく俺もそんな気がした。



< 318 / 324 >

この作品をシェア

pagetop