ツンデレ★王子 -2nd-
「着いた…」


必死に走って駅に到着した。

先輩の姿は見当たらない。


「よかった、間に合って…」


あたしは密かに計画をしていた。

一人で帰ってきた先輩をあたしが迎える。

二人は抱き締め合って感動の再会…!

それでその後は…


「……」


でもそんな計画、キスのことですっかり忘れてた…

今日先輩が帰ってくることも忘れてたし…

最近あたし神谷くんのこと意識しすぎだ。

告白されて、キスされて…
< 100 / 202 >

この作品をシェア

pagetop