ツンデレ★王子 -2nd-
「先輩、ひどい…」

「は?何がだよ」

「あたしがいながらリンカさんと付き合うなんて…!」

「お前…!何勘違いして…」


あたしはその言葉を聞かずに、その場に座り込んだ。

そして大声で泣く。

周りの人が心配そうに見る。

先輩は慌てて弁解をし出した。


「あのな、花園とはたまたま駅で会って…」

「……」

「花園はこっちに兄弟がいるから泊まりに来ただけなんだよ」


チラッと先輩の顔を見る。

慌てる顔もかわいい。
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