ツンデレ★王子 -2nd-
「また連絡しますね」
これからずっと先輩と会えると思うと、別れがずっと楽だ。
「それじゃ…」
「…待てよ」
手を引っ張られた。
そしてすぐに唇にあたたかさを感じた。
「…どうした?」
「いえ…何も…」
あたしの不自然な様子に先輩が気付く。
先輩は黙ってあたしの頭をなでた。
「おやすみ」
それだけ言って先輩は帰っていった。
あたしの心に嬉しさ以外に辛さがあった。
それは神谷くんとキスをしたことを言わない、自分の弱さと…
このまま幸せでいたいという、自分のズルさによるものだった。
これからずっと先輩と会えると思うと、別れがずっと楽だ。
「それじゃ…」
「…待てよ」
手を引っ張られた。
そしてすぐに唇にあたたかさを感じた。
「…どうした?」
「いえ…何も…」
あたしの不自然な様子に先輩が気付く。
先輩は黙ってあたしの頭をなでた。
「おやすみ」
それだけ言って先輩は帰っていった。
あたしの心に嬉しさ以外に辛さがあった。
それは神谷くんとキスをしたことを言わない、自分の弱さと…
このまま幸せでいたいという、自分のズルさによるものだった。