ツンデレ★王子 -2nd-
一体どういう意味だったんだろ…

そんなことを考えていると、今度は神谷くんが目の前に現れた。


「隣り、座っていい?」

「え…あ、うん」


神谷くんが隣りに座る。

チラリと横を見た。

水で濡れた神谷くんはキラキラしてて…


「ん?何?」

「いゃ!なんでもない!」


気付かれないようにしていたはずが、もろに見ていたみたいだ。

見とれてしまったらしい。

あたしはこんなかっこいい人に…

優しい人に…

大切な人に…

言わなきゃいけない…

あたしの好きな人は…

…先輩だから。
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