ツンデレ★王子 -2nd-
「泣かないんだね」
そう、神谷くんが静かに言った。
笑っていたけど、どこか悲しそうだった。
「僕こそごめんね、いっぱい困らせて」
「…ううん」
「キスしたことは…夏目先輩に言わないよ」
「え?」
「僕が勝手に言ったら、また愛里ちゃん困るでしょ」
神谷くん…
どうしてそんなに優しいの…
そんなに優しくされると…
涙、我慢できなくなるよ…
「その代わり…」
神谷くんは言った。
「今まで通り、友達でいてくれる?」
あたしは笑顔で答えた。
「うん!」
その時、波の音が静かに響いた。
そう、神谷くんが静かに言った。
笑っていたけど、どこか悲しそうだった。
「僕こそごめんね、いっぱい困らせて」
「…ううん」
「キスしたことは…夏目先輩に言わないよ」
「え?」
「僕が勝手に言ったら、また愛里ちゃん困るでしょ」
神谷くん…
どうしてそんなに優しいの…
そんなに優しくされると…
涙、我慢できなくなるよ…
「その代わり…」
神谷くんは言った。
「今まで通り、友達でいてくれる?」
あたしは笑顔で答えた。
「うん!」
その時、波の音が静かに響いた。