ツンデレ★王子 -2nd-
気が付くとあたしはベッドに寝ていた。


「よかった、気が付いたみたいだね…愛里ちゃん」


そう、優しく言ったのは神谷くんだった。

あたしの手を握ってくれている。


「ここは…?」

「保健室。愛里ちゃん、倒れたんだよ…過呼吸で」


過呼吸…?


「じゃぁ僕は先生呼んで…」


バンッ…!!

勢いよくドアが開いた。

そしてそこから驚くべき人が現れた。


「愛里!!」


現れたのは…

ここにいるはずのない…
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