ツンデレ★王子 -2nd-
「…オレ分かったんだ」


先輩が静かに呟く。


「何があっても…愛里を好きな気持ちは変わらないってことに」


先輩…

あたしもだよ…

たとえリンカさんに何されようが、あたしの気持ちは変わらない…

先輩の気持ちもそうなんだって…

…信じればよかったんだ。


「ごめんな…愛里」

「あたしこそ…ごめんなさい」


見つめ合うあたしたち…

恥ずかしく笑うあたしたち…

キスをするあたしたち…

あたしたちの仲は、誰も邪魔することはできない…
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