ツンデレ★王子 -2nd-
「…なんだこれ」


先輩が神谷くんが書いた最後の一文に目を止めた。


『PS.愛里ちゃん、大好きだよ』


これを読んだ途端、先輩は急変した。


「あいつ…殺す…!」


さっきまでのおとなしい先輩はどこへやら。

いつもの先輩に元通り。


「先輩!そんなに怒んなくても!」

「は…!愛里は神谷の肩持つのかよ!」


そうじゃなくて!


「落ち着いて!先ぱ…!」


先輩を止めようとして、バランスを崩した。

マンガに足を引っ掛けたのだ。

そのまま先輩の方へ倒れる。
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