ツンデレ★王子 -2nd-
「オレは…お前だけだから…」


小さく呟いたその一言。

それはあたしが言って欲しかった言葉。

先輩は分かってるんだ…

あたしの気持ちを…


「…浮気したら許しませんから」


あたしがそう言うと、先輩はクスリと笑った。

そして唇が重なり合った。

我慢してやっとできたそのキスは、とても幸せで…

これが先輩の作戦だったのかもしれないと思った…

これからしばらくの間、寂しくならないように…
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