ツンデレ★王子 -2nd-
「僕…寂しいよ…」


また潤んだ瞳で見つめる。

キュンとする。

なんでも許してしまいそうになる。


「いや…でも…」


これであたしを名前で呼ぶことを許してしまった。


「僕、愛里ちゃんに名前で呼んでほしいんだ…」


今回も許す?

ううん…

それは…


「…できない」
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