ツンデレ★王子 -2nd-
数日後、生徒会選挙についての話し合いがあった。


「じゃぁ、生徒会長に立候補したい人…」


辺りが静まり返る。

あたしは勢いよく手を上げた。


「あたし…立候補します!」


みんなが笑わない。


「…俺はいいと思う。クラス委員頑張ってるし」


そう言ったのは、あたしがクラス委員になることをバカにした男子。

その言葉をきっかけに、クラスのみんなが拍手をした。

それはあたしを応援してくれる音。

ななも笑ってしてくれている。

みんながあたしの背中を押してくれてる気がして、一層頑張ろうと思った。
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