ツンデレ★王子 -2nd-
校門に向かっていると、ある人物が目に入った。


「あ!おじいちゃんだ!」


あたしは走って畑がある方へ向かった。


「おじいちゃん、久しぶり!」

「おぉ、愛里ちゃんか」

「ちょっと愛里!この人は校長先生なんだよ!?」


遅れてきたななが慌てて注意する。


「あ!…スミマセン、校長先生」

「いいよ、おじいちゃんで。今まで通り愛里ちゃんと話したいし」


おじいちゃんが笑う。

あたしも笑った。

少し元気が出たような気がした。
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