ツンデレ★王子 -2nd-
「分かりました。じゃぁ明日から早起きするんで、今日はもう寝ます」

「あ!待て!」


怒って電話を切ろうとすると、先輩に止められた。

あたしは嬉しさを隠しながら電話を続ける。


「なんですか」

「が…頑張れよ…応援してるから」

「先輩…」

「…それだけだから」

「あ!待って!」


そう言って、一方的に切られた電話。

本当に先輩は勝手だ。

あたしだって言いたいことがあったのに…

一言…

…「好き」って。
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