ツンデレ★王子 -2nd-
それからしばらく生徒会の集まりはなかった。

先輩とはしばらく電話をしていない。

まだ神谷くんに返事をしていないからだ。

タイミングが掴めなくて困っていたとき、生徒会の招集がされた。

もうすぐ夏休みに入ろうとしていたときだった。


「えー、まず…」


誰かが話を始める。

あたしはそれは真剣に聞くことができない。

隣にいる神谷くんが気になってしょうがなかった。

久しぶりに会う神谷くんに動揺する。
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