ツンデレ★王子 -2nd-
「神谷くん!」


会議が終わり、あたしは神谷くんを呼び止めた。


「…話があるの」


神谷くんが静かに笑う。

その笑顔に心が痛む。

あたしはみんなが出ていってから、口を開いた。


「この前のことなんだけど…」

「…うん」


目の前に神谷くんがいる。


「あたし…」


それは…

…大好きな友達。


「…神谷くんとは付き合えない」
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