忘却は、幸せの近道
まだまだ、人として大人じゃない部分があるのは、わかるよ。


そんなに人生経験があるわけじゃないし。


けど。


逃げて欲しくないことから逃げた。


私がそうさせたよ。


私が悪かったのだってわかってるよ。


けど、逃げて欲しくなかった。


助けて欲しかった。


やっぱ、世間体があるからかな?


大問題よね。


私が傷物にされた噂が立つのは。


将来を悲観的にしか考えれないよね。


でも、私は公にしてでも助けて欲しかった。


これが本音。


不満ばかり。


私も同じ立場ならそうしたかもしれない。


けど、私は、被害者だ。


どうしたって、自分の都合のいいようにしか考えれるわけがない。


被害者家族。


聞こえは、同じ被害者。


だけどね。


私からしたらそうは、思わない。


私と同じ苦しみがわかるのは、同じことされた人だけ。


痛みをわかって欲しいなんて、思わない。


ただ、支えて欲しかった。


それだけでよかった。


それだけでどれほど救われたか。


もっと早く前に進もうって思えたかも知れない。
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