忘却は、幸せの近道
「ねえ。」



突然、肩を誰かに叩かれた。


「へっ?」


私が、振り向くと知らない男の人。


「君、なにしてんの?
かわいいねぇ〜。
遊ばない?」


なに?


意味、わかんないんだけど。


私が、ビックリして固まっていると男の人は、私の腕をつかみ歩き出した。


私の頭の中は、パニックだらけ。


「おい、何してんだよ。」


私は、誰かに引っ張られ抱きしめられた。


「あ゛っ?」


「俺の女に何すんだよ。」


「なんだよ。
男いたのかよ。」


さっきの男の人は、去っていった。


「やっぱ、待ち合わせじゃダメか.....
心配が的中だ。」


抱きしめられたのを離され、抱きしめた人を見ると、先輩だった。


あれ?


さっきの女の人は?


さっぱり、わからない。


「先輩、ありがとうございます。」



とりあえず、お礼を言わなきゃ。


「今度からは、俺が迎えに行くからな?」



「えっ?
はい。」



意味がわかんないけど、返事をした。


わかるのは、次もあるって事。
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