忘却は、幸せの近道

関係

あの日から、毎週のように土、日のどちらかが予定がなければ、惣くんとデートするようになった。


これだけ聞いたら、つきあい始めたんだと思うよね。


けど、違うの。


お互いの気持ちを確認してないもの。


何も言ってくれない惣くん。


どうしたらいいのかな?


私から言えばいいのだろうけど、恥ずかしくて言えない。


だって、こんな状況初めてな私には、ちょっとだけハードル高くない?


ただ告白するより難しい気がする。


だって、この関係が崩れるかもしれないんだよ。


もうすでにこの感じがよくなってるのに厳しいよ。


てか、どうして.....


でも、聞けない。


わからないよ。


そんな風に、惣くんとの関係を悩んでいたのに....


結局は、惣くんをそこまで大切に思えてなかったのに気づかされた。


それは、梨依ちゃんの自殺未遂。


一気に何もかもが吹っ飛んでしまったんだ。


梨依ちゃんだけが私の希望だから。


梨依ちゃんがいるから。


それだけ、梨依ちゃんに依存していた。
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