忘却は、幸せの近道
「壱様。」


黒服スーツを聞いた男の人たち。


何者?


「こいつだ。
頼んだ。」


梨依の一番目の兄さんが指示をすると男たちは、あいつを連れてった。


何をするんだ?


俺は、不思議そうに見ていた。


梨依の兄弟にしたら、普通の事のようだけど。


てか、マジだったんだ。


梨依がお嬢様って。


すっごい子を彼女にしたもんだ。


まあ、そんなん関係なしに愛しいんだけどね。


「壱兄、どうするわけ?」

梨依の三番目の兄さんが、一番目の兄さんに聞いた。


「ちょっと、船に乗ってもらおうかと。」


「あぁ。
殺さずに梨依の前から消すには最適だな。
ずっと監視付きだし。」



ヤバい話をしてるんじゃないか?


けど、俺はほっとした。


何はともあれ、梨依の前に現れないように処置したって事だろ?
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