忘却は、幸せの近道

三番目の兄VS俺

「久しぶり〜」


壱さんと十和さんとは、違うのんびりな百輔さん。


なんかフレンドリーだし。


「お久しぶりです。」



てか、2回目にしてこれってどうなんだろうか?


「卓ってさ〜。
梨依のどこがいいわけ?」

いきなり、卓って.....


まあ、いいか。


「梨依のすべてです。」


「すべてって....」



百輔さんは、呆れていた。


「他の女なら嫌なことでも梨依なら、許せるんです。
だから、梨依にとっていいとこも悪いとこも全部愛せるんです。」



難しいんだよな。


けど、やっぱりすべてを愛せるから。


「じゃなきゃ、毎日くるわけないか....」


百輔さんは、納得してくれたみたいだ。
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