忘却は、幸せの近道
「伊藤先輩って、見た目に反して....
ギャップがスゴいんですね。」
実依ちゃんにめっちゃ笑われてるし。
でも、包み隠すような事ではないから。
梨依の家族に伝わって欲しいから。
俺の真剣な想い。
梨依の苦しみや悲しみをすくい取りたい。
梨依を救いたいし、守りたい。
俺ができることなら、なんでもしたい。
「ギャップってか、これが俺なんだ。
何事も無関心でさ。
梨依にしか興味ないから、ギャップがすごいって思われてるだけ。」
「羨ましいな、梨依ちゃんが。」
急に実依ちゃんの声のトーンが下がった。
「実依ちゃん?」
「私、伊藤先輩が結構好きだったんですよ。
けど、私はどうして伊藤先輩の近くにいるあの人ばかり気になって....。」
俺の近く?
誰だ?
「私って、バカなんですかね?」
急に聞かれてもわけがわからん。
「惣一さんは....」
「惣一?」
実依ちゃんは、知り合いなのか?
同じクラスメートだった。
それなりに気があったやつ。
今でもたまに連絡をとりあってる。
ギャップがスゴいんですね。」
実依ちゃんにめっちゃ笑われてるし。
でも、包み隠すような事ではないから。
梨依の家族に伝わって欲しいから。
俺の真剣な想い。
梨依の苦しみや悲しみをすくい取りたい。
梨依を救いたいし、守りたい。
俺ができることなら、なんでもしたい。
「ギャップってか、これが俺なんだ。
何事も無関心でさ。
梨依にしか興味ないから、ギャップがすごいって思われてるだけ。」
「羨ましいな、梨依ちゃんが。」
急に実依ちゃんの声のトーンが下がった。
「実依ちゃん?」
「私、伊藤先輩が結構好きだったんですよ。
けど、私はどうして伊藤先輩の近くにいるあの人ばかり気になって....。」
俺の近く?
誰だ?
「私って、バカなんですかね?」
急に聞かれてもわけがわからん。
「惣一さんは....」
「惣一?」
実依ちゃんは、知り合いなのか?
同じクラスメートだった。
それなりに気があったやつ。
今でもたまに連絡をとりあってる。