俺様な死神研修生!
ドサリ。
ベットの上に寝そべると月に青白く染められた天井が目に映る。
「つかれた。」
はぁ~。本当疲れた。
あんな言い合いなんてしたことなかったもんな。
「ははっ。結局本当の子供じゃなかったんだもんなぁ~。」
本当のお父さんとお母さん。
小さな頃の記憶は余りにもぼんやりとしている。
声も思い出せなければ顔もはきっきりとしない。
なぜだか寂しい気持ちはしない。
それが当たり前だと思っていたから。
恋しく思うにもあまりにも長く心が麻痺していたから。
あまりにも長い時が私達を隔てていたから。
「はぁっ。」
お兄ちゃん・・・か。