短編・虹
少し、朝から灰色の雲ができていた。

まさかとは思うけど、本当にどしゃぶりになる?

晴れない????虹、できない?

「・・・・大丈夫だよ、絶対。
待ち合わせ時間は12時だし。多分、降らないさ・・・。」


でも、神様って意地悪。

見事にどしゃぶりを降らせた。

「・・・・・・・・。とりあえず、行くか。」

私は、今までの思い出の写真を持って、親友の元へ飛んでいった。

この時、雨はピークをむかえていた。

「虹、できそうにないな・・・」

そうつぶやきながら、親友と会った。

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