短編・虹
「・・・確かに。」
__一ヶ月前。
二人で遠出をした時のこと。
どしゃぶりで雨宿りをしていた。
「もう、やみそうな気配ないね。」
親友が残念そうな顔をして、空を見上げていた。
「遠出の最後がどしゃぶりってやだな~」
私がつぶやいた時。
「・・・・これからきっと虹ができるよ。
雲が灰色になっていても。どんなに雨が降っていても。
最後はきっと、きれーーーいな虹ができるよ。
・・・そうじゃないと、私達の遠出やこれまでの思い出が
きれいにしめくくれないじゃない。・・・そうでしょう?」
__一ヶ月前。
二人で遠出をした時のこと。
どしゃぶりで雨宿りをしていた。
「もう、やみそうな気配ないね。」
親友が残念そうな顔をして、空を見上げていた。
「遠出の最後がどしゃぶりってやだな~」
私がつぶやいた時。
「・・・・これからきっと虹ができるよ。
雲が灰色になっていても。どんなに雨が降っていても。
最後はきっと、きれーーーいな虹ができるよ。
・・・そうじゃないと、私達の遠出やこれまでの思い出が
きれいにしめくくれないじゃない。・・・そうでしょう?」