専用彼氏
説明し終わった後の雷希は、さらに目が点になってた。
『おーい?』
雷希の目の前で手を振ってみる…
「なんで?」
『何が?』
「何で、専用に彼氏なんかつくる必要あんの?」
訳がわからない
という風に聞いた。
『モテすぎるから』
「え…」
『うち、この通り美人ぢゃん?だから、色んな人に告られて…誰にしようか選べなくて…ね』
「嫌みな理由だな…」
確かに、微笑しながら
モテすぎを連発する私は嫌みに見えただろう。