専用彼氏
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しばらくの沈黙。
「よし!!」
『!?』
急に大きい声を出されたからびっくりした…
「決めた!」
『…ど-すんの?』
「なってやるよ、[遊び専用彼氏]に」
『ぢゃあ早速、明日の放課後遊ぶ?』
「部活なかったらで…いい?
あ、アドレス教えて?」
『あー…サッカー部のエースだしね。
赤外線、するよ?』
アドレス帳の326番に雷希の名前が登録された。