極彩色ラズベリー
これからもずっと、君が傍に居てくれるなら。僕の世界は、極彩色と幸せで溢れるんだろう。
「…それはどういう意味?」
「…意地悪ですね。」
ぷくっと膨れたピンクの頬が凄く可愛い。
僕はクスリ、と笑って。藍さんの小さな手を握り締めた。
「…好きです。」
「僕は大好きだよ。」
さぁ、二人で帰ろう。
きっと店長は笑いながら、僕達を迎えてくれる。
今、君と想いが重なって。
僕の世界に、極彩色の花が狂い咲く。
完