可愛い年下君
『もーまじで最悪!この次の電車逃したら遅刻!』
と私は独り言を言いながら
走っていたら、
ん?近くの公園に目を
止めた。
女の子かな……?
俯き一人でブランコに
乗っていた。
何故か私は立ち止まり
その子のもとへ行った
『大丈夫?』
私が聞くとその子が
肩を少しピクリと動かした後
顔を上げた…
私は一瞬唾を飲み込んで
まじまじとその子を見た
色素の薄い肌
長い睫毛
くりくりの目
ふわふわの
クリーム色の髪の毛
ん?でもこの子
男の子
よく見ると服が男物で
身体つきも女の子では
無かった
私がその子を見つめて
いるとその子の頬が
赤くなり
「そんなに…見つめないで下さい」
と消え入りそうな声で
言われた。
可愛いー!