可愛い年下君
母が急に
《ねぇー真由美ちゃん覚えてる?》
『あぁうん、お母さんの親友のあの人でしょ?』
お母さんと似てハイテンションで小柄で可愛い
と思っていたら
《その息子の歩君って覚えてる?》
『あぁ、あの可愛い子ね』
真由美さんに似て可愛い
小柄な男の子、
最後に会ったのは
私が中学二年生の時が
最後だからうろ覚えだけど
そしたら急にお母さんが
《あのさぁ歩君泊めてあげて欲しいんだわ☆》
…………はぁ?
『はぁ?意味わかんない』
そう言うとお母さんは
詳しく教えてくれた
真由美さんが仕事の関係で
アメリカンに三年間行く事
になって、
だけど息子は
置いて行きたいんだけど
身内が息子の高校から遠い
ところにしかいないから
たまたま歩君の高校の近く
に住んでいた私の家に三年間
泊めると言う事