私から私へ。~時が戻れば~
横断歩道
あの日、私は親友の美咲と一緒に下校していました。

いつものように笑い合いながら・・・

私たちの家は同じ方面にあるので途中までは一緒です。

いつも別れる信号の場所まで一緒に帰ります。

信号まで来ると必ずその場で15分ほど話します。

その日は金曜日。

美咲には塾があるらしく

「ゴメン!もうすぐ塾だから次に青になったら帰るね?」

そう言い、彼女は歩行者用の信号を指差しながら苦笑いしていました。

私は彼女が塾に遅れては大変だと思い

「いいよ^^なんかいつもごめんね~」

と言い、話を終わらせました。

そして、信号が青になり美咲は

「じゃ~ね~」

と言いながら横断歩道を渡りながら手を振っていました。

私はそのとき何を思ったのか、

「あ!!」

と叫びました。

彼女は横断歩道を渡りながら

「なに~?どうしたの~??」

と言いました。

その瞬間です。
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