君想う
08章
数日後、千絵と教室でいつものようにお喋りをしていた。
「竹田さんっ。」
教室に担任の先生が勢いよく入ってきた。
「何ですかー?」
「竹田君がっ…倒れたの。今、病院に運んだから先生と行くわよ。」
私はしばらく動けなかった。
麻貴が倒れた?
朝は…いつも通りだったのに。
「真奈っ!!しっかりしてっ…。」
「千絵ー…麻貴がっ麻貴が…。」
「真奈っ!!」