君想う




「病室か…。」




麻貴は冷静だった。



麻貴は自分が倒れたことをちゃんと理解していた。




「…聞いたか、真奈。」




麻貴は突然、私に質問してきた。



多分、さっきママが言おうとしていたことだろう。



私は首を横に振った。




「…怜にも話すからそん時に全てを話す。」




怜君にも話すんだ…。




夕方頃、怜君も来た。
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