君想う



ママは麻貴の荷物を取りに行くと家に帰った。




「わりぃーな。心配かけて。」




「マジ、びっくりした。いきなり倒れんなよな。」




と、怜君は笑っている。




「真奈、怜…俺さもう少しお前らといたかった。」




麻貴…?




「俺、あと1年も生きれないんだって。」




「え…。」




1…年?




「癌なんだ。」




何で神様は意地悪をするんだろう。
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