君想う



怜君は間を開けて確信付けるかのように言った。




「真奈を1人の女として見てたんだよな?」




「そうだ。」




私は涙が溢れた。



麻貴は…私を好きだったの?



双子の妹である私を…?




「真奈を妹なんて思ってなかった。」




麻貴はしっかりと言葉にして言った。



私は麻貴の気持ちに気づかなかった。



16年も一緒にいたのに…。



生まれる前から一緒だった。
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