恋道-koimichi-
「要の事…そろそろ忘れろよ。」
「そんなの無理だよ…。」
あたしは最低なの。
だって要が事故った時、あたしは何してた?
……笑ってた。
要と別れた後、あたしは友達と遊んで笑ってた。
「お前のせいじゃねぇよ?」
「うるさい。」
あたしは忘れちゃダメなの。
要はあたしが殺したようなもの。
あたしは罪を償っていかなければならない。
「今日はここで良い。じゃあね。」
「おう…。」
毎日あたしは悠と登下校している。
高2になった今でも。