金髪の君*完結
顔をあげれないでいると
「葵ちゃんがくよくよしてちゃダメだよ!
過去が変えられるわけじゃないんだから!
今、心くんは変わっちゃったかもしれないけど…昔も今も藤森心って人間は1人なんだから!」
「けど…私…」
「けど…じゃないよ!
葵ちゃんがしっかりしなきゃ!
まだ心くんが好きなんでしょ?」
「う、うん…だけど…」
−−バンッ!
「だけどじゃなぁーい!!」
未来は興奮して机を叩き立ち上がる。
周りの客は驚き私達のテーブルに視線を向ける。
未来の顔は恥ずかしさで赤くなり「すみません…」と言い静かに座った。