金髪の君*完結
「心くん、こいつが心くんのこと友達未満なのに『心ちゃん』って呼んでんだけどー!」
ごまかしたのに暴露した美月。
『心ちゃん』を強調して言う美月に勘弁してと頭を抱えた。
「友達未満…?」
「こいつがそう言ってたよ。」
私を指で指す美月。
「へぇ…」
俯いてても分かる彼の視線。
顔を上げて心を見ると無表情の彼。
「こいつ馴れ馴れしくない?」
そう言い、心の腕に絡み付く美月を見て嫉妬する。