金髪の君*完結


銀は相手のボールをカットし、ゴールを決める。


今まで動かなかった心が動き出した。


一樹からパスを貰い、スリーポイントシュート…



−−−ザシュッ…



綺麗な弧を描きゴールに吸い込まれた。


−−綺麗…


昔と変わらないフォームの彼を見て懐かしさを感じた。


彼はゴールを見つめ頬を緩める。


そのまま私を見た。
その瞳が生き生きしていて心が高鳴る。


手を振ってくれない心を見て、彼との距離を実感する。


−−寂しい…


だけど、彼の生き生きした瞳やバスケをしている姿を見れただけでいいかな…





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