金髪の君*完結


目の前にいる心を見つめる。

長い前髪から見え隠れする漆黒の瞳。

綺麗な髪に顔立ち。


180センチ程の身長は高く、見上げる。



「おい。」



「は、はい!!」




ポケーッと心に見惚れていたら、突然話し掛けられたことに驚き、背筋が伸びる。



「お前…
また泣いたのか?」


そう言い、目尻にある涙を親指で拭う心。


−−ドキッ…


彼のひとつひとつの行動に心が反応する。




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