金髪の君*完結


「うわっ!!ビックリした!」


いきなり叫んだ私に驚いた美穂。
そんな美穂も気にせず

「やっちゃった…
やっちゃった…
どうしようぅ〜。」


頭を抱えぶつぶつ呟く。


「ヤバイ、ヤバイ…」


−−−ベシッ!


「−−イタッ…」


額に感じた痛み。
頭を抱えていた手を額に持って行き、撫でる。


「あっ、帰ってきた?」


「美穂、痛い…」


口元を緩ませながら私を見る美穂を、涙目で睨む。


「痛い?
そりゃぁ〜本気でやったからね。
銀直伝、で・こ・ぴ・ん。」


−−−銀くんめ…


美穂に教えた銀くんを恨む。




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