金髪の君*完結


赤くなる私に目もくれず話し出す美穂。


「それにしてもさー、皆しつこいっつーの!マジ疲れた…」


「あははは…」


休み時間の光景を思い出し苦笑い。
チャイムが鳴っても先生が教室に来ないことをいいことに


「銀も調子乗りすぎ。
明日からは絶対に一緒に登校しない!」


愚痴を漏らす美穂。


「フフッ」


だけどその顔は少し嬉しそう。


「何?」


突然笑い出した私を不審がる美穂。


「アハハ、ごめんね。
美穂可愛い!」


私の言葉に顔を赤くする美穂。


「乙女美穂ちゃん♪」


美穂の赤い頬をツンツンとつっつく。




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