金髪の君*完結
−−−恥ずかしい…
−−生きてけない…
−−−もう、見れない…
「フゴッ、フゴッ…」
「あっ…
美穂!ごめん!」
苦痛の声が耳に入り我に返る。
「ぷは、ぜぇー、ぜぇー、ゴホッ」
噎せる美穂を見て罪悪感が…
「し、死ぬし…」
涙目で睨む美穂に「ごめんね…」と謝る。
「はぁ、私も悪かったしいいよ…」
「うん…」
「そうそう、キスマーク。
ちゃんと隠せてるね。
絆創膏より全然目立たない。」
私の首筋をジロジロ見る美穂。
昨日、美穂に言われたとこを参考に絆創膏は貼らず、コンシーラーにファンデーションを塗ったくった。