金髪の君*完結


気づくと周りには生徒はいなく、長いこと貼紙を見ていたらしい。


美穂はしゃがみ込む銀の隣に座り頭を撫でていて、アッキーは心配そうに私を見ていた。
アッキーは私と目が合い笑顔を見せる。
そんなアッキーに『私は大丈夫だよ』と伝わるように笑顔を返す。


「よーし、銀くんを慰める会をケーキバイキングでやろう!」


「あ、葵ちゃん…
慰めにならない…」


一瞬だけ頭を上げた銀は私を見たが再びいじけだした。




< 346 / 858 >

この作品をシェア

pagetop